「お客様の喜びと課題を共有する」


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「我々は、我々にしかできない技術や製品で社会に貢献する。」

株式会社メックは1973年の創業以来、技術集団として、この考えに基づき事業を展開してまいりました。創業当時は医療機器のサービスや製品開発に携わっておりましたが、やがて事業の中心はテレビやモニターに使われるブラウン管や偏向ヨークの検査装置になりました。

1台の検査装置で多くの種類の製品の検査をおこなうことができる、しかもたいへん壊れにくい、という特長がお客様に支持され、国内のみならず世界中のブラウン管工場、テレビ工場などに納入することができ、今日の基礎を築き上げることができました。
 ご存知のように、現在すでにブラウン管は市場からほぼ姿を消しています。 十数年前に我々は、次の事業として、3つのビジネスを考えました。

一つ目はケーブルテレビ局の運営。地元の福岡県小郡市には当時ケーブルテレビ局がなく、まったく新しい形の事業として、大いに期待を抱いて開局をしました。その後、インターネットプロバイダ業務を追加し、エリアを筑前町、大刀洗町と拡げることができました。「映像と通信の融合」ということが言われて久しくなりますが、それがいよいよ本格的に展開される時代に突入しています。当社としても乗り遅れることのないよう対応して、地域の皆様に喜ばれることを目指していきます。

二つ目はフラットパネルディスプレィの検査装置の開発。ブラウン管に次ぐディスプレイとして目覚ましい発展を遂げている液晶、それから有機ELディスプレイ。高電圧やアナログ回路に強い、という当社の長所を強く利用することができず、また競合も激しいため、当初はたいへん苦労しましたが、1台の検査装置で多品種のパネルを検査できるというコンセプトは、やはりお客様に喜んでいただくことができ、国内外の多くの工場に製品を納入することができました。

最後はナノファイバーの紡糸装置。ディスプレイともケーブルテレビともまったく関連のない分野のものですが、現在当社が注力している事業です。1ミクロンの1000分の1の単位の目に見えないような糸を、「電界紡糸」と呼ばれる高電圧を使う技術により紡いで、いわゆる不織布を作るものです。 当初はフィルター、衣料などのアプリケーションが想定されていましたが、近年では蓄電池、細胞培養、再生医療などの分野への応用が期待されており、国内外の大学や研究機関、企業などから多くのお問合せをいただいています。

私自身は、入社以来ずっと営業マンとして業務に携わってまいりました。技術のことは分かるようで分からない。実は分からないことだらけなのですが、当社の技術者たちに、製品を作り出すときには、しっかりとお客様の声を聞く。そして、お客様の持っている課題を自分のものとして共有し、そしてそれが解決し、やがて結実したときにはその喜びを分かち合わせてもらおう、と言っています。独自の技術と製品を提供してお客様に喜んでいただく。当たり前のことですが、それが私の願いであり、当社の目標でもあります。

代表取締役  臼井 惠