
熱中症対策というと、多くの職場では
「暑くなってから考えるもの」
「毎年やっているから大丈夫」
と思われがちです。しかし、現場で起きる熱中症事故の多くは、
**“夏に始めた対策では間に合わなかった結果”**でもあります。本当に現場を守る熱中症対策は、
冬〜春の準備段階からすでに始まっています。
なぜ「夏から」では遅いのか?
熱中症は、暑くなってから突然起きるわけではない
- 人の体は急に暑さに対応できない
- 暑熱順化には数週間〜1か月以上かかる
- 夏直前に対策を始めても、
- ルールが浸透しない
- 設備が間に合わない
- データがなく判断が属人的になる
👉 「事故が起きる準備」も、実は夏前に整ってしまっているのです!!
現場でよくある“後手に回る熱中症対策”
毎年繰り返される「気づいたら手遅れ」パターン
- 温度計はあるが「暑い/暑くない」が感覚頼り
- WBGT値を測っていない、または測れても記録していない
- 注意喚起が「今日は暑いから気をつけよう」で終わる
- 現場の状況を管理者がリアルタイムで把握できない
👉 これらは熱中症を軽視した「準備不足」から起こる問題でもあります。
冬から始める熱中症対策でやるべきこと
冬だからこそできる、3つの準備
① 現場環境を「数値」で把握する準備
- 暑さ指数(WBGT)は気温・湿度・輻射熱を含めた指標
- 「何度から危険か」を共通言語にする
② 運用ルールを整備する
- WBGT値が○以上で休憩/作業変更といったルール策定
- 誰が・どこで・どう判断するかのフローを作成する
③ システム導入・検証の時間を確保
- 夏直前は繁忙期で導入が進まない(在庫がなく希望時期に導入できない)
- 冬〜春なら落ち着いてテスト・教育が可能
なぜ「遠隔監視」が重要なのか
現場任せにしないための「見える化」
- 現場に行かなくても暑さ指数を把握できる
- 複数拠点・複数現場を一元管理
- 異常値をリアルタイムで把握し、“気づいたときには倒れていた”を防ぐ
👉 人の注意力に頼らない安全管理が熱中症対策のカギでもあります。
夏が来る前に、準備を終わらせましょう!
本当の熱中症対策は「今」始まる
熱中症対策は、
「暑くなってから何かすること」ではありません。暑くなる前に、事故が起きない仕組みを作ること。
冬から準備を始めた現場だけが、
夏を安全に乗り切ることができます。今年の夏も「何事もなかった」と言えるように、
今、この時期から一歩を踏み出しませんか。
